Japanese
English
経験と考察
関節リウマチ治療におけるJanus kinase阻害薬からインターロイキン6阻害薬への切り替え
Switching from Janus kinase inhibitor to interleukin-6 inhibitor in treatment of rheumatoid arthritis:case studies
太田 悟
1
,
植田 義之
1
,
駒井 理
1
S. Ohta
1
,
Y. Ueda
1
,
O. Komai
1
1真生会富山病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Shinseikai Toyama Hospital, Imizu
キーワード:
RA
,
Janus kinase inhibitor
,
interleukin-6 inhibitor
,
switching
Keyword:
RA
,
Janus kinase inhibitor
,
interleukin-6 inhibitor
,
switching
pp.17-22
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_17
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は じ め に
わが国では2013年からJanus kinase(JAK)阻害薬の使用が始まり,関節リウマチ(RA)の治療薬として普及している.生物学的製剤の多剤使用例のなかで疾患活動性がおさえられないdifficult to treat(D2T)RA1)といわれる患者が残っていることが背景にあると考えられる.このようななか,JAK阻害薬は現在わが国で5剤使用可能となり,JAK阻害薬間での切り替え例もみられる.さらにJAK阻害薬でも疾患活動性をおさえられない場合,次の選択としてインターロイキン6(IL-6)阻害薬への切り替えが考えられる.
本研究の目的はJAK阻害薬からIL-6阻害薬への切り替え例の臨床経過,副作用を検討することである.
© Nankodo Co., Ltd., 2023