特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ
運動器エコー
肋骨・胸骨骨折
小淵 岳恒
1
1福井大学医学部附属病院救急部・総合診療部
pp.2053-2056
発行日 2018年11月10日
Published Date 2018/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225909
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Point
◎肋骨・胸骨骨折は打撲にて生じることが多いが,高齢者では軽微な衝撃(くしゃみなど)でも生じるため,内科外来を「胸痛」で受診することもある.
◎肋骨・胸骨骨折の診断においてCT検査は最も有効であるが,基本的には臨床診断になることが多く,X線検査では見逃しも多い.
◎内科医であっても肋骨・胸骨の痛いところに「ちょいあて」エコーをするだけで,その場で骨折の診断が可能である.
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