Japanese
English
臨床室
手術的治療を行った頚椎椎間孔外ヘルニアの2例
Surgical treatment for cervical extraforaminal disc herniation:report of two cases
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
surgical treatment
,
extraforaminal disc herniation
,
cervical spine
Keyword:
surgical treatment
,
extraforaminal disc herniation
,
cervical spine
pp.858-861
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_858
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ヘルニアの主体が椎弓根外側縁より外側に局在する椎間孔外ヘルニア・外側型ヘルニアは,腰椎では比較的容易に診断可能となり手術報告もみられるが1,2),頚椎においては椎間孔外ヘルニアの報告はない.当科では頚部神経根症の診断と保存的治療のために頚部神経根造影・ブロックを日常的に行っている3).頚部神経根症は頚椎症・ヘルニアにより椎間孔入口部付近で神経根が圧迫障害されることが多いが,神経根造影像の読影による障害部位診断では狭窄部位が椎間孔外にまで及ぶこともまれではない4,5).MRIのみでは診断が困難であった頚椎椎間孔外ヘルニアに対して手術的治療を行った2例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022