Japanese
English
経験と考察
頚椎椎間孔拡大・椎弓形成術の適応と術式
Surgical techniques and indication of cervical foraminotomy and laminoplasty
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
foraminotomy
,
laminoplasty
,
cervical spine
Keyword:
foraminotomy
,
laminoplasty
,
cervical spine
pp.1231-1236
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_1231
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は じ め に
脊髄症に対する椎弓形成術は術後成績が良好で一般的な手術法として広く行われている.両開き式と片開き式の術式があり,当科では片開き式でスペーサーにはプレートを使用し1),棘突起を切除粉砕してヒンジ側に骨移植している.神経根症は自然寛解することが多いと考えられているため保存的治療が選択されていることが多いが,当科では神経根ブロックで改善しない神経根症に対して椎間孔拡大による後方除圧術,または後方除圧・固定術を行っている2).椎間孔拡大・椎弓形成術は頚椎症性筋萎縮症に対して3~5),また椎弓形成術後のC5麻痺予防のために行われている報告がある1,6).
当科で行った椎間孔拡大・椎弓形成術の症例を検討して,その適応と術式について考察した.
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