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シルクエラスチン
石川 正和
1
1広島大学人工関節・生体材料学講座
pp.450-450
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_450
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再生医療の発展に伴い,整形外科領域への応用に対する期待は高まっている.しかし,さまざまな試みが行われてきているが,操作,手技の煩雑性,設備の準備と維持に加え,関連する費用から通常治療として確立されるまでには多くの解決すべき点が存在する.そこで,費用対効果を考慮すると,off-the-shelfで使用可能な生体吸収性素材を含む医療機器開発のニーズが高まっている.生体吸収性素材では合成高分子や天然由来高分子素材が応用されてきたが,遺伝子組み換え技術の進歩により構造や機能を調整し,生体適合性を向上させた機能性人工蛋白質もその素材として注目を集めている.
© Nankodo Co., Ltd., 2022