Japanese
English
経験と考察
大腿骨近位部骨折の術後歩行能力と摂食障害との関連
Correlation of postoperative walking ability and eating disorders in the patients with proximal femoral fractures
杉森 一仁
1
,
長田 龍介
2
,
金森 昌彦
3
K. Sugimori
1
,
R. Osada
2
,
M. Kanamori
3
1富山赤十字病院整形外科
2厚生連糸魚川総合病院整形外科
3富山大学人間科学(1)
1Dept. of Orthop. Surg., Toyama Red Cross Hospital, Toyama
キーワード:
proximal femoral fracture
,
walking ability
,
eating disorder
Keyword:
proximal femoral fracture
,
walking ability
,
eating disorder
pp.18-21
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_18
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は じ め に
大腿骨近位部骨折は頚部あるいは転子部骨折が大多数を占め,高齢者に発症することが非常に多い.大腿骨近位部骨折患者について,治療の目的の一つは歩行能力の再獲得である.しかし,術後歩行能力の再獲得が得られず退院となる例も多い.一方,術後に誤嚥を起こしたり,食事を自力で摂取できない患者も時にみられ,術後リハビリテーションが遅延し,歩行能力の再獲得の障害となることがある.そこで本研究では,術後の歩行能力と摂食との関連に焦点をあて,術後歩行能力の影響を調べることを目的とする.
© Nankodo Co., Ltd., 2022