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誌上シンポジウム 骨折治療の最新知見―小侵襲骨接合術とNavigation system
大腿骨近位部骨折に対するNavigation systemを用いた治療法
Fluoroscopic Navigation in Surgery of Proximal Femoral Fractures
鈴木 浩之
1
,
高田 直也
1
Hiroyuki Suzuki
1
,
Naoya Takada
1
1小牧市民病院外傷整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Komaki City Hospital
キーワード:
proximal femoral fracture
,
大腿骨近位部骨折
,
fluoroscopic navigation system
,
透視下ナビゲーションシステム
,
ionising radiation
,
放射線
Keyword:
proximal femoral fracture
,
大腿骨近位部骨折
,
fluoroscopic navigation system
,
透視下ナビゲーションシステム
,
ionising radiation
,
放射線
pp.871-875
発行日 2007年9月25日
Published Date 2007/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101127
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X線透視を基盤としたナビゲーションは,1990年代後半より外傷外科手術で使用されており,本邦でも近年,整形外科領域での使用報告が増加している.
われわれは2005年から大腿骨転子部骨折に対しナビゲーションシステム下にガンマネイル法を施行している.平均手術時間は48.7分,平均術中透視時間は0.4分であり,手術時間はやや従来法よりも延長しているが,透視時間はかなり短縮できている.ナビゲーションシステムのメリットは術中透視時間の短縮とインプラントの安全,正確な挿入である.今後の課題もあるが,手術に有用なものは積極的に導入されるべきであり,今後,外傷を含めさらに広く普及していくことになるであろう.
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