Japanese
English
整形外科新技術
人工膝関節全置換術におけるpatient-specific instrumentation使用法と従来法の比較・検討
Comparison of patient-specific instrumentation and conventional total knee arthroplasty
芹ヶ野 健司
1
,
金城 永俊
2
,
池田 全良
1
,
佐藤 正人
3
,
渡辺 雅彦
3
K. Serigano
1
,
N. Kaneshiro
2
,
M. Ikeda
1
,
M. Sato
3
,
M. Watanabe
3
1湘南中央病院整形外科
2秦野赤十字病院整形外科
3東海大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Shonan Central Hospital, Fujisawa
キーワード:
TKA
,
patient-specific instrumentation
,
conventional
Keyword:
TKA
,
patient-specific instrumentation
,
conventional
pp.783-785
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_783
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は じ め に
人工膝関節全置換術(TKA)の術後の臨床成績には,良好な下肢アライメントを獲得することが重要である.術後のコンポーネント設置不良はポリエチレンの早期摩耗やインプラントの弛み,生存率の低下を引き起こし,患者満足度に影響を及ぼす.そのためには,正確な骨切りおよびインプラントの設置が必要である1~3).筆者らは,2017年から変形性膝関節症に対するTKA施行時の骨切りにMy Knee[patient-specific instrumentation(PSI):Medacta社,Castel San Pietro]を導入した.本研究の目的は,初回TKA施行時の骨切りにPSIを使用したPSI群と従来法で骨切りを行った従来群において,手術の有用性および術後のアライメントの精度について比較・検討することである.
© Nankodo Co., Ltd., 2021