誌説
コロナ禍でSDGsを考える
今釜 史郎
1
1名古屋大学整形外科学/リウマチ学教授
pp.412-412
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_412
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SDGsはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)のことであり,国際連合発足70年の2015年に加盟国が決めた「未来のあるべき姿」である.17の目標と169のターゲットで構成されている.SDGsが始まって5年目の2020年は,SDGs達成に向けた「行動の10年」が求められている.そのためか最近,日常生活においてもSDGsへの取り組みをみかける機会が増えている.環境省によって2020年7月1日より義務化された「有料レジ袋」は,すっかり日常化している.レジ袋に限らず,さまざまなプラスチック製品の削減は目標14の「海洋資源」を守るだけでなく,地球温暖化防止などの目標13の「気候変動」や目標7の「エネルギー」削減にも大きな貢献が期待されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2021