整形トピックス
軟部腫瘍におけるがんクリニカルシークエンス検査の比較
末原 義之
1
,
長谷川 延彦
1
,
加藤 俊介
2
1順天堂大学整形外科
2順天堂大学腫瘍内科
pp.238-238
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_238
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現在のがんクリニカルシークエンス(CS)検査では,通常100を超えるがん関連遺伝子の変化(体細胞変異や遺伝子増幅・欠損,マイクロサテライト不安定性,融合遺伝子_DNA検査でも一部イントロン領域の評価で解析可能)を一度で解析することができる.開発当初はホルマリン固定パラフィン包埋腫瘍検体のDNA検体検査で始まったが,並行してRNA検体での解析サポート体勢(融合遺伝子同定率向上のため)もすすみ,現在では循環腫瘍検体(ctDNA)よりも検査可能となっている1~3).その解析データはゲノム情報,対応する治療薬が付記されたレポートとして返却される1,2).
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