整形トピックス
高週齢マウス骨折治癒過程における仮骨内疼痛関連因子の発現と検討
関口 裕之
1,2
,
内田 健太郎
2
,
井上 玄
2
,
高相 晶士
2
1湘南医療大学臨床医学研究所
2北里大学整形外科
pp.856-856
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_856
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わが国は超高齢社会を迎え,骨折患者数は年々増加傾向にある.高齢者において,骨折治癒が遷延することが知られており,遷延癒合や偽関節は慢性疼痛の原因となる.しかしながら,骨折治癒遷延と疼痛の関連性は十分に明らかになっていない.通常,骨折の痛みに関して,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)がしばしば使用されるが,NSAIDsは骨折治癒を阻害することや副作用が懸念される.オピオイドが使用されることもあるが,長期の使用は,副作用が懸念されている.
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