誌説
ロボットリハビリテーションとサルコペニア
小林 龍生
1
1防衛医科大学校リハビリテーション部教授
pp.842-842
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_842
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私がリハビリテーション部に異動したのは2007(平成19)年で,今から約10年前になる.膝関節外科医からの転身であった.リハビリテーション部に移動した当初はそれまでの専門を生かすべく,膝靱帯損傷術後患者のリハビリテーションに血流制限リハビリテーションを採り入れることに取り組んでいた.しかし,次第に臨床の比重も膝関節外科からリハビリテーション全体にかわってきた.他の医療分野と同様に,リハビリテーションでもロボットの導入の気運があり,まずは「HAL」,そして現在は「歩行アシスト」を試している.またリハビリテーション栄養が唱えられるに従い,今ではサルコペニアにも興味をもつようになってきた.
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