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4D-CT
石井 和典
1
,
名倉 武雄
1
1慶應義塾大学整形外科
pp.1384-1384
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1384
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4D-CTは時間軸を加えた3D-CTであり,従来の3D-CTを動画撮影できるものと理解すればよい.動きを伴う立体物を撮影できるX線CT装置として,東芝メディカルシステムズ(現キャノンメディカルシステムズ)[大田原市]が2007年に320列面検出器CT Aquilion ONEを製品化し,4D-CTの撮影が可能となった.このAquilion ONEの普及に伴い,整形外科領域以外では心臓,呼吸器,脳血流などの動的機能評価に使用されている1).整形外科領域では主に関節の運動解析への応用が可能であるが,いくつかの利点・欠点があり,それを理解したうえで撮影を計画する必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2019