Japanese
English
経験と考察
腱付着部障害に対する体外衝撃波治療の経験
Clinical outcome of extracorporeal shockwave therapy for tendinopathy
杉田 直樹
1
,
立花 陽明
2
,
坂口 勝信
1
,
織田 弘美
1
N. Sugita
1
,
Y. Tachibana
2
,
K. Sakaguchi
1
,
H. Oda
1
1埼玉医科大学整形外科
2埼玉医科大学かわごえクリニックスポーツ医学
1Dept. of Orthop. Surg., Saitama Medical University, Saitama
キーワード:
extracorporeal shockwave therapy
,
calcific tendinitis
,
the shoulder
,
enthesopathy
Keyword:
extracorporeal shockwave therapy
,
calcific tendinitis
,
the shoulder
,
enthesopathy
pp.125-129
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_125
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は じ め に
腱付着部障害に対する体外衝撃波治療(extracorporeal shockwave therapy:ESWT)の機序として,自由神経終末の変性1),疼痛伝達物質の抑制2),血管新生や腱の再生などによる組織修復機転の促進3,4)などが報告されている.本邦では2008年に難治性足底腱膜炎に対する治療が厚生労働省の認可を受け,2012年4月から保険収載となった.国際衝撃波治療学会によれば適応疾患は石灰沈着性肩腱板炎,上腕骨外側上顆炎,膝蓋腱炎,アキレス腱炎,足底腱膜炎などの難治性腱付着部障害で,当科では2013年8月からESWTを導入し治療を行ってきた.本稿では,当科における腱付着部障害に対するESWTの治療経過と治療成績について検討した.
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