Japanese
English
臨床経験
第1肋骨疲労骨折に対する体外衝撃波治療の治療経験
Extracorporeal Shock Wave Therapy for First Rib Stress Fracture
杉山 卓郎
1
,
村上 秀孝
2
,
河野 幸治
2
,
野口 幸志
3
Takuro SUGIYAMA
1
,
Hidetaka MURAKAMI
2
,
Koji KAWANO
2
,
Koji NOGUCHI
3
1杉山整形外科医院
2村上外科病院
3JCHO久留米総合病院整形外科
1Sugiyama Orthopeadic Clinic
2Murakami Surgical Hospital
3Department of Orthopedic Surgery, JCHO Kurume General Hospital
キーワード:
第1肋骨疲労骨折
,
first rib stress fracture
,
体外衝撃波治療
,
extracorporeal shockwave therapy
,
ESWT
Keyword:
第1肋骨疲労骨折
,
first rib stress fracture
,
体外衝撃波治療
,
extracorporeal shockwave therapy
,
ESWT
pp.1155-1159
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203108
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第1肋骨疲労骨折は上肢を酷使するスポーツで発生し,保存療法では長期のスポーツ制限が必要となるケースがある.体外衝撃波治療(ESWT)は本邦において難治性の足底筋膜炎にのみ保険適用とされているが,国際体外衝撃波学会の適応基準において偽関節,筋腱付着部障害,疲労骨折は標準的適応となっている.われわれは第1肋骨疲労骨折6例にESWTを施行し,良好な結果を得た.ESWTの試行回数は平均4.3回で,疼痛の改善を認め,全例がスポーツに復帰した.現時点では合併症の出現なく経過しているが,今後も長期的なフォローアップの必要性がある.
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