学会を聞く
第20回日本低侵襲脊椎外科学会(JASMISS)
齊木 文子
1
,
大島 寧
2
F. Saiki
1
,
Y. Oshima
2
1稲波脊椎・関節病院整形外科
2東京大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Inanami Spine and Joint Hospital
pp.1432-1433
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei68_1432
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1.は じ め に
2017年7月27日(木)~28日(金)にかけて札幌プリンスホテル(札幌市)で本学会が開催された.
本学会は出沢明氏(出沢明PEDクリニック)が発起人となって1998年に日本脊椎内視鏡研究会として発足した.1998年は,米国で開発されたMEDシステムが薬事承認された年でもある.その後,本会は1999年に日本脊椎内視鏡低侵襲外科学会(JESMISS)と名称をかえ,そのメンバーが中心となって2001年には国際学会であるPacific Asian Society of Minimally Invasive Spine Surgery(PASMISS)が設立された.Lateral interbody fusion(LIF)などの新たな技術の躍進もあり,現在は内視鏡だけでなく低侵襲脊椎外科手術について,広く脊椎外科医が交流する場となっている.今回は記念すべき第20回で,中野恵介氏(高岡整志会病院)を会長として,弘前大学整形外科が担当幹事として会の運営にあたっておられた.幹事の皆さんはおそろいのポロシャツを着用し,発表に,会の運営にと大活躍であった.学会中はさわやかな晴天に恵まれ,夏の日本とは思えない快適な気候の中,2日間にわたって学会場では熱い議論が交わされた(図1).
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