Japanese
English
経験と考察
痙縮に対するボツリヌス毒素治療後の小児足部変形の手術成績
Clinical results of surgical treatment combined with botulinum toxin for spastic deformity on the child foot
尾野 祐一
1
,
坂本 仁
2
,
三澤 晶子
2
,
石原 芳人
2
,
遠藤 博之
2
,
島田 洋一
1
Y. Ono
1
,
H. Sakamoto
2
,
A. Misawa
2
,
Y. Ishihara
2
,
H. Endo
2
,
Y. Shimada
1
1秋田大学整形外科
2秋田県立医療療育センター整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Akita University Graduate School of Medicine
キーワード:
botulinum toxin
,
cerebral palsy
,
spasticity
Keyword:
botulinum toxin
,
cerebral palsy
,
spasticity
pp.1259-1262
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei68_1259
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は じ め に
A型ボツリヌス毒素治療は,眼瞼痙攣や痙性斜頚に対しては以前より適応があったが,2009年から2歳以上の小児脳性麻痺に伴う尖足治療に対しても認可された.ボツリヌス毒素を標的の筋に施注すると,神経筋接合部でアセチルコリンの放出を抑制し,筋の過緊張・痙縮を軽減させ,姿勢・運動障害を改善させる.秋田県立医療療育センターでは脳性麻痺児の痙縮による足部変形に対して手術前にボツリヌス治療を行っており,本稿ではその効果を検討したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2017