Japanese
English
経験と考察
化膿性肩関節炎に対するオープンドレナージ法を併用した鏡視下デブリドマンの治療成績
Clinical results of open drainage method following arthroscopic debridement for septic;arthritis of the shoulder
三谷 誠
1
,
藤林 功
1
,
森 裕之
1
,
寛島 佑史
1
,
尾﨑 琢磨
1
M. Mitani
1
,
H. Fujibayashi
1
,
H. Mori
1
,
Y. Hiroshima
1
,
T. Ozaki
1
1姫路聖マリア病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Himeji St. Mary Hospital
キーワード:
arthroscopic debridement
,
septic arthritis
,
shoulder
Keyword:
arthroscopic debridement
,
septic arthritis
,
shoulder
pp.1255-1258
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei68_1255
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は じ め に
化膿性肩関節炎は比較的まれな疾患である.化膿性関節炎は治療が遅れると不可逆性の関節機能障害をきたしうるため,早期に診断・治療して感染を鎮静化し,関節機能を温存することが重要である.近年鏡視下手術での良好な治療成績が散見されるようになった.当院では化膿性肩関節炎に対して鏡視下デブリドマンおよびPenroseドレーンを留置したオープンドレナージ法を行い,術翌日から拘縮予防とドレナージ促進のために可動域(ROM)訓練を施行している.本稿では,その治療成績について検討したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2017