特集 最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ
第13章 皮膚
[皮膚科用剤(アトピー性皮膚炎治療薬(生物学的製剤))]トラロキヌマブ(アドトラーザ®),レブリキズマブ(イブグリース®),ネモリズマブ(ミチーガ®)
常深 祐一郎
1
1埼玉医科大学 皮膚科
pp.778-783
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_778
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▪トラロキヌマブ,レブリキズマブ,ネモリズマブは先行して発売されたデュピルマブとともにアトピー性皮膚炎の病態に重要なサイトカインやその受容体に対する抗体薬(生物学的製剤)である.
▪アトピー性皮膚炎治療薬の生物学的製剤は安全性が高く,検査も必須ではない.併用禁忌薬もない.
▪対象年齢が拡大し,小児から使用できる製剤もある.
▪生物学的製剤の登場により重症のアトピー性皮膚炎でも寛解導入や寛解維持が可能となった.

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