特集 どんと来い,肺がん診療―それぞれの立場で患者を支えるために
[Chapter 3] まれな肺がんのtopics:どんと来い,希少がん
肺カルチノイド
戸田 嶺路
1
,
川上 正敬
1
1東京大学医学部附属病院 呼吸器内科
キーワード:
肺カルチノイド
,
カルチノイド症候群
,
everolimus
,
ペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)
Keyword:
肺カルチノイド
,
カルチノイド症候群
,
everolimus
,
ペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)
pp.300-302
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_300
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★★★肺カルチノイドはまれな神経内分泌腫瘍であり,定型カルチノイドと非定型カルチノイドに大別される.
★★★肺カルチノイドは無症候もしくは非特異的な症状を呈することがほとんどであり,CTなどで偶発的に発見されることが多い.
★★切除可能であれば手術が第一選択になる.
★切除不能な肺カルチノイドに対しては小細胞肺がんに準じた治療が選択される場合も多いが,everolimusやペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)などの治療も新規に承認されている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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