特集 性感染症
[Chapter 2] 性感染症各論
[7日以内に届出] HIV感染症
加藤 英明
1
1横浜市立大学附属病院 感染制御部/医学部血液・免疫・感染症内科
キーワード:
男性同性間性的接触者(MSM)
,
ニューモシスチス肺炎
,
伝染性単核球症様症状
,
ウィンドウ・ピリオド
,
シングルタブレットレジメン(STR)
Keyword:
男性同性間性的接触者(MSM)
,
ニューモシスチス肺炎
,
伝染性単核球症様症状
,
ウィンドウ・ピリオド
,
シングルタブレットレジメン(STR)
pp.78-85
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_78
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★★日本では感染例の2/3が男性同性間性的接触者(MSM)である.性交渉歴の聴取が診断の鍵である.
★感染後の急性期症状,エイズ期の多彩な症状で受診することが多い.
★★長い無症候期に感染を広げるリスクがあり,ハイリスク者をHIV検査に結び付けることも大切である.
★★★ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は診断・治療法が確立し,生涯付き合っていく病気になった.
★感染防護のゴールドスタンダードはコンドームの使用である.U=Uの概念が登場した.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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