特集 性感染症
[Chapter 2] 性感染症各論
[7日以内に届出] 内科医が知っておくべき梅毒の最新知見
-検査の解釈と新たな治療・予防
長谷川 雄一
1
,
的野 多加志
1
1飯塚病院 感染症科
キーワード:
梅毒
,
benzylpenicillin benzathine hydrate筋注製剤(ステルイズ)
,
doxycycline曝露後予防内服(DOXY PEP)
Keyword:
梅毒
,
benzylpenicillin benzathine hydrate筋注製剤(ステルイズ)
,
doxycycline曝露後予防内服(DOXY PEP)
pp.51-57
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_51
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★★★梅毒は国内・国外問わず急増しており,2023年の国内の報告件数は約1万5,000件と過去最多であった.
★★★梅毒は全身に多彩な症状を呈することを認識し,症状がなくてもほかの性感染症を診断したときや感染リスクがあると判断した場合は積極的に検査を行う.
★★2022年に発売されたbenzylpenicillin benzathine hydrate筋注製剤(ステルイズ)は神経梅毒を除く梅毒の第一選択薬でありキードラッグである.
★新たな予防法としてdoxycycline曝露後予防内服(DOXY PEP)が注目されており,梅毒を87%予防できたとの報告がある.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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