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第3章 血液
[造血幹細胞移植]造血幹細胞移植領域での機械学習の活用
城 友泰
1,2
,
新井 康之
1,2
1京都大学大学院 医学研究科血液内科学
2京都大学医学部附属病院 細胞療法センター
キーワード:
機械学習
,
造血幹細胞移植(HSCT)
Keyword:
機械学習
,
造血幹細胞移植(HSCT)
pp.487-491
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_487
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Summary
・機械学習は,コンピューターがデータから規則性やパターンを見出し,それをもとに新しいデータについて予測や分類を行う技術で,造血幹細胞移植領域での応用が期待される.
・移植後合併症と予後の予測,移植法の最適な選択,移植後合併症の診断や重症度に関する新規分類について,さまざまなアルゴリズムを用いた検討が進められている.
・機械学習にも潜在的な過学習や,学習過程の説明可能性について課題が残されており,効果的に臨床に活用するためには,その特性の理解を進める必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2024