特集 性感染症
[Chapter 2] 性感染症各論
性感染症と認識されていない病原体による性感染症
渡邊 裕介
1
1東京医科大学茨城医療センター 集中治療部
キーワード:
インフルエンザ桿菌
,
髄膜炎菌
,
アデノウイルス
,
A群溶連菌
Keyword:
インフルエンザ桿菌
,
髄膜炎菌
,
アデノウイルス
,
A群溶連菌
pp.106-108
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_106
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★一般的に性感染症として認識されていない病原体として,インフルエンザ桿菌,髄膜炎菌,アデノウイルス,A群溶連菌がある.
★アデノウイルスによる尿道炎は,結膜炎を合併することがあり,初尿での単核球が優位になる.
★A群溶連菌は亀頭包皮炎や繰り返す咽頭炎を生じうる.
★★尿道炎症例では口腔性交歴があることが多いが,感染経路,潜伏期間,症状のみでは鑑別が困難なことがある.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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