Japanese
English
投稿 症例
穿通性Cameron病変症例
A case of penetrating Cameron lesion
山根 建樹
1
,
梅田 啓
2
,
稲見 茂信
3
,
秋田 貴之
4
,
大竹 孝明
4
T. Yamane
1
,
A. Umeda
2
,
S. Inami
3
,
T. Akita
4
,
T. Otake
4
1国際医療福祉大学塩谷病院消化器内科
2国際医療福祉大学塩谷病院呼吸器内科
3国際医療福祉大学塩谷病院循環器内科
4国際医療福祉大学病院消化器内科
pp.841-844
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_841
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は じ め に 食道裂孔ヘルニアに伴う消化管病変としては逆流性食道炎が一般的であるが,大型のヘルニア例に発生する胃病変としてCameron病変がある.Cameron病変は大型ヘルニア例の横隔膜食道裂孔貫通部の胃上部にびらん~潰瘍が発生し,慢性の消化管出血の原因となる病態である1~5).発生頻度は少なく,病因に関しても不明な点が多い1~6).また穿通例,穿孔例の報告も認められない.穿通性のCameron病変症例について報告する.
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