特集 保存期慢性腎臓病と透析期のステージに応じた診療のポイント
[Chapter 1] Overview:CKDと腎代替療法
保存期CKDと透析期の患者に必要な検査と評価
牧野 塁
1
,
宮崎 真理子
1
1東北大学病院 腎臓・高血圧内科
キーワード:
尿検査
,
腎機能検査
,
血液透析患者の検査
Keyword:
尿検査
,
腎機能検査
,
血液透析患者の検査
pp.19-23
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_19
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▪CKDの診断において,血清クレアチニン(Cr)と尿蛋白が重症度区分の必須項目である.尿検査は沈渣やバイオマーカーが原疾患やネフロンの障害部位と深く関わっている.
▪腎機能は異常のスクリーニング,重症度評価,機能低下時の投薬量調整のため,測定・算出法の特徴を理解することが重要である.
▪透析期の検査は尿毒症性物質の蓄積と除去率や合併症管理を目的とし,腎機能正常者の基準値とは異なる独自の基準値をもつものが多い.
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