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第6章 代謝系に作用する薬剤
[脂質異常症治療薬]
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬
小田島 歓
1
,
石垣 泰
1
1岩手医科大学 医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科
pp.867-870
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_867
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・ezetimibeはLDL-C低下効果を主とする脂質異常症治療薬である.小腸からのコレステロール吸収を抑制することで効果を発揮し,スタチンとの相加効果が期待される.
・近年のエビデンスの蓄積から,ezetimibe単独療法またはスタチンとの併用療法による心血管イベントの抑制効果が示されている.
・ezetimibeとスタチンの配合剤が使用可能で,良好なアドヒアランスを保つことで「the lower,the better」の達成が期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2023