書評
一歩進んだ緩和医療のアプローチ―その難しい症状,どう緩和する?
勝俣 範之
1
1日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科 教授
pp.736-736
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_736
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- 文献概要
がん緩和医療においては,症状緩和をすることが困難な症例にしばしば遭遇する.緩和医療は,緩和ケア医だけがするものではなく,がん治療医,放射線治療医,精神腫瘍医などのエキスパートが総合的にチーム医療として行うことが望ましい.また,IVR(画像下治療)が緩和医療の領域で果たす役割は大きい.本書では,エキスパートであるIVR医が編集・執筆陣に加わっており,その点で,読み応えのある教科書であるといえる.
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