特集 エキスパートがお答えします! 日常臨床のあるあるの疑問
第10章:神経
周術期のParkinson病治療薬の管理はどうしたらよいでしょうか?
小林 俊輔
1
1帝京大学 神経内科
pp.648-650
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_648
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お答えします Parkinson病(PD)患者の周術期にはさまざまなリスクがありますが,薬剤管理が不十分なことによる運動・非運動症状の増悪や,悪性症候群,parkinsonism-hyperpyrexia syndromeなどを発症するリスクがとくに問題になります.経口服薬ができない場合には胃管からの抗Parkinson病薬の投与やlevodopa静脈注射,ドパミン作動薬の貼付薬の使用により,症状をよく観察しながら処方調整を行うのが重要です.
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