Book Review
テキスト臨床心臓構造学―循環器診療に役立つ心臓解剖
野上 昭彦
1
1筑波大学医学医療系循環器内科 教授
pp.1126-1126
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_1126
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- 文献概要
本書著者の井川修先生は,以前『臨床心臓構造学』(医学書院,2011)という画期的な本を執筆した.これは,不整脈の非薬物治療において電極カテーテルが心腔内のどの面とどのように接触しているのかなど,心臓の三次元構造イメージについて,臨床医にもわかりやすく解説した名著であった.そして,発行から11年の歳月を経て,井川先生が新たに執筆したのが本書『テキスト臨床心臓構造学』である.似た書名ではあるが,本書は決して前著の改訂版ではなく,まったくの書き下ろしである.使用されている写真などにも重複するものはなく,頁数も前著の倍近い分量になっている.
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