特集 総おさらい!知っておきたい心臓の解剖-臨床を見据えた解剖学-
識る 発生学的にみた心臓構造の成り立ちと循環器疾患の関連性(発生と心臓解剖) 心房・心室の発生と循環器疾患
白石 公
1
1国立循環器病研究センター 教育推進部
キーワード:
局所解剖学
,
心室
,
心室中隔欠損
,
心臓血管疾患
,
心房
,
心房中隔欠損
,
発生学
,
心耳
,
卵円孔(心臓)
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Cardiovascular Diseases
,
Embryology
,
Heart Ventricles
,
Heart Septal Defects, Atrial
,
Heart Septal Defects, Ventricular
,
Heart Atria
,
Atrial Appendage
,
Foramen Ovale
pp.160-166
発行日 2019年2月9日
Published Date 2019/2/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019158063
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<Point>1 胎生期の心臓では、1本の原始心臓管が右方へ大きくルーピングして外形が決まり、内部では房室管の右方移動、円錐口の左方移動、心房/心室/房室中隔が形成され、1心房1心室循環が確立する。2 心室中隔は、流入部、筋性部、流出路、膜様部の4つのコンポーネントから形成され、各々の異常によりさまざまなバリエーションの心室中隔欠損が発症する。3 心房中隔は一次中隔、二次中隔、房室中隔より形成され、その形態形成過程を理解することは、ASDカテーテル治療や不整脈アブレーション治療を安全に行ううえで重要である。
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