特集 どうする!? 突然の感染症対応―外来患者も入院患者も
プライマリケアで行う感染症マネジメント
CRP高値から考える感染症マネジメント
甘利 悠
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1甘利医院わだ
キーワード:
CRP
,
診断バイアス
,
top to bottomの身体診察
Keyword:
CRP
,
診断バイアス
,
top to bottomの身体診察
pp.1075-1078
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika130_1075
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Summary
▪感染症診療マネジメントにCRPやプロカルシトニンの値だけでは役に立たないことは周知であり,病歴・バイタルサイン→身体所見で疾患を想定してから確認・フォロー材料とする目的で検査を行うのが常である.
▪リソース制限のあるプライマリケアの現場では,時短のため非対面の事前問診後に簡易検査を行い,その後診察となるケースがある.それゆえのバイアスに陥らないよう,top to bottomの身体診察や携帯型エコーなどで補い診療していく必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2022