特集 1ページでわかる内科疾患の診療ノート―“あたりまえ” のなかにある大事な視点
第5章:感染症
HIV感染症
柳澤 如樹
1,2
1柳沢クリニック
2国立国際医療研究センター
pp.784-787
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_784
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■問診
・HIV曝露危険度の高い行動の数週間後に,伝染性単核球様症状で来院された場合は急性HIV感染症の可能性がある
・他の性感染症(梅毒やB型肝炎など)の合併や,繰り返す帯状疱疹などの病歴を聴取した際は,HIV感染症が合併している可能性を一度は検討する
・緩徐に進行する労作時呼吸困難や嚥下困難などの訴えがあった場合は,エイズ指標疾患のなかで最も多いニューモシスチス肺炎やカンジダ症を鑑別診断にあげる
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