特集 意外と知られていない⁉ 自科の常識・他科の非常識
第8章:神 経
高齢者ではベンゾジアゼピン系睡眠薬による副作用が多い
櫻井 博文
1
1東京医科大学高齢診療科
キーワード:
高齢者
,
不眠症
,
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
,
認知機能障害
Keyword:
高齢者
,
不眠症
,
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
,
認知機能障害
pp.628-630
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_628
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高齢者の不眠と非薬物療法の重要性
高齢者の不眠では,加齢に伴う睡眠状態の変化が背景にある.睡眠中の深睡眠の割合が減少し,浅いノンレム睡眠の割合が増加するため中途覚醒が増加し,総睡眠時間の減少,午睡(昼寝)時間の増加,就床時刻と起床時刻が早くなる睡眠相の前進(いわゆる朝型)などの変化が加齢に伴ってみられる.
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