特集 リンパ腫診療―診断の入り口から治療まで
各病理組織型のリンパ腫の治療
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
後藤 尚絵
1
,
冨田 章裕
1
1藤田医科大学血液内科・化学療法科
キーワード:
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
,
遺伝子学的探索
,
治療
Keyword:
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
,
遺伝子学的探索
,
治療
pp.233-237
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_233
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Summary
▪びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL,NOS)は,わが国の悪性リンパ腫において最も頻度の高い病型である.
▪生物学的・臨床病態的(予後を含む)にも異なる多様な疾患であるため,近年は遺伝子発現プロファイリングによる検討が進み,新たな細分類が報告されてきている.
▪初発の治療についてはR-CHOP療法が施行される.
▪再発・難治DLBCL,NOSについては,抗CD79b抗体薬物複合体が上市されたり,CAR-T細胞療法(免疫細胞療法)が承認され,治療のストラテジーが変わりつつある.
© Nankodo Co., Ltd., 2021