今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか
治癒可能な血液腫瘍
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫
永井 宏和
1
1国立病院機構名古屋医療センター血液内科
pp.1139-1142
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101283
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ポイント
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)は最も頻度の高い悪性リンパ腫である.症例により表面マーカーや遺伝子異常などを含め病態が異なることも多く,heterogenityのある疾患群である.
DLBCLの治療法は限局期,進行期ともCHOP療法を基本としている.
CD20を細胞表面にもつDLBCLに対しては,抗CD20抗体であるリツキシマブが有効である.
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