特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第10章 代謝・内分泌
甲状腺中毒症
千葉 優子
1
1東京都健康長寿医療センター糖尿病・代謝・内分泌内科
pp.976-979
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_976
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診断基準
甲状腺中毒症とは,血中甲状腺ホルモン濃度が上昇することによって,甲状腺ホルモンの作用が過剰に出現した病態を指す.血液中のfT3,fT4高値を認めれば甲状腺中毒症と診断する.臨床所見としては,頻脈,体重減少,手指振戦,発汗増加が甲状腺中毒症の代表的な症状と定義されている.
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