特集 2019年の白血病診療―新たな武器を上手に活用するために
座談会
令和時代の急性白血病診療
神田 善伸
1
,
鬼塚 真仁
2
,
賀古 真一
3
,
坂田 麻実子
4
1自治医科大学附属病院血液科
2東海大学医学部内科学系血液・腫瘍内科
3自治医科大学さいたま医療センター血液科
4筑波大学血液内科
pp.2171-2181
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_2171
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神田 本号は「2019年の白血病診療」という特集です.リンパ腫や骨髄腫に対する新薬が次々と出てくるなかで,白血病はしばらく新しい話題がありませんでしたが,昨年くらいから次々と白血病に対する新薬が出てきて,今まさに治療が変わりつつある状況かと思います.
本日の座談会では,最初に白血病診療の今後の変化を予測したいと思います.次に,今後高齢化が進んでいくわが国で,高齢者白血病に対してどのように対応していくかを考えたいと思います.新規治療薬が出てきたことによって高齢者も安全に治療しやすくなった一方で,さまざまな新たな問題も出てくるのではないかと思います.最後に,血液内科での働き方改革について考えてみたいと思います.
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