特集 内科医に求められる他科の知識―専門家が伝えるDo/Don’t
第1章 外 科
C.消化器外科
消化器外科領域
-この5年の進歩
正木 忠彦
1
1杏林大学消化器・一般外科
pp.1745-1745
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1745
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本章では,消化器外科領域の現状について,食道から大腸,さらにヘルニアにいたる9つの領域の専門家に概説していただいた.すべての領域にほぼ共通していえることは,低侵襲手術が急速に広まっていることであろう.その理由としては,質の高い臨床試験が行われエビデンスが蓄積されてきたことにより,腹腔鏡手術,さらにはロボット手術が,短期成績だけでなく長期成績においても,従来の手術に劣らないことが示されてきたことがあげられる.平成30年度の保険改定において,食道がん,胃がん,直腸がんにもロボット手術の適応拡大が図られたことは先生方もお聞き及びのことであろう.
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