特集 内科医に求められる他科の知識―専門家が伝えるDo/Don’t
第1章 外 科
B.心臓血管外科
TOPICS
植込み型補助人工心臓
牛島 智基
1
,
塩瀬 明
2
1九州大学病院心臓血管外科
2九州大学大学院医学研究院循環器外科学
pp.1742-1743
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1742
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
末期重症心不全において,心臓移植と補助人工心臓(ventricular assist device:VAD)はその治療の両輪である.本邦では,植込み型VADが2011年春に臨床導入されて以来,末期重症心不全の治療成績は大きく向上している1).現在,国内47施設で植込み型VADの使用が可能で,2017年12月時点までに累計722例が使用された1).植込み型VADはもはや特殊治療ではなくなっている.
© Nankodo Co., Ltd., 2019