Book Review
呼吸器内科実践NAVI―“近中” の極意
迎 寬
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科呼吸器内科学分野 教授
pp.56-56
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika123_56
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- 文献概要
呼吸器内科では,咳嗽や呼吸困難などの症状を訴える患者や健診などでの胸部異常影の精査を目的として受診される患者が多いが,その鑑別診断には,感染症,閉塞性肺疾患,腫瘍性疾患,アレルギー性・膠原病関連肺疾患,間質性肺疾患,血管性疾患など,多岐にわたる領域が含まれる.よって,呼吸器内科医には,これらの多岐にわたる疾患を効率よく診断してよりよい治療を実践するために,医療面接や検査手技,治療手技,そして急性期医療から緩和医療への対応など,多くのスキルが要求されている.さらに,肺がんの分野を代表として,それぞれの分野の医学的進歩は日進月歩であり,最新の知見の収集およびそれらを実臨床でどう活かすかが重要である.日々の忙しい診療のなかで,これらの幅広い情報を効率よく学び,実臨床に活かしていくことは非常に重要であり,それを手助けしてくれる書籍が求められている.
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