Book Review
腎臓リハビリテーションガイドライン
成田 一衛
1
1新潟大学医歯学総合研究科腎研究センター腎・膠原病内科学 教授
pp.420-420
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika123_420
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- 文献概要
人口高齢化に伴う患者数の増加と心血管病をはじめとする健康状態への影響の大きさという観点から,今や国民病として広く認識されるようになった慢性腎臓病(CKD)に対して,10年ぶりに日本腎臓学会,日本透析医学会,日本医師会,患者団体および関連学会などで構成される “腎疾患対策検討会” が開催され,今後のCKD対策の方針が改定された(平成30年7月).また,平成28年度に認められた「糖尿病透析予防指導管理料腎不全期患者指導加算」は,平成30年度からCKDG3bまで対象が拡大された.さらに平成30年度から,「腎臓病療養指導士制度」が創設されるなど,今まで個別かつ経験的に行われてきたCKD患者に対する医療の提供体制が,さまざまな面から見直され,政策的にも整ってきたといえる.
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