特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅱ章 <診療科別>コンサルトのポイント
I.アレルギー・リウマチ科へコンサルト
8.抗リン脂質抗体症候群(疑い)
藤枝 雄一郎
1
,
渥美 達也
1
1北海道大学大学院医学院・医学研究院免疫・代謝内科学教室
pp.667-669
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_667
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抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipid syndrome:APS)は,抗リン脂質抗体(antiphospholipid antibodies:aPL)が持続的に検出され,動静脈の血栓症または妊娠合併症を呈する疾患である1).aPLは複数存在し,それぞれが高力価であればあるほど血栓症のリスクが増大する2).また喫煙,高血圧などの血栓症のリスクは相加的に血栓発症のリスクを上げる3).
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