Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅶ.代謝・免疫
原発性抗リン脂質抗体症候群
Primary anti-phospholipid antibody syndrome
竹山 脩平
1
,
藤枝 雄一郎
2
,
渥美 達也
2
Takeyama Shuhei
1
,
Fujieda Yuichiro
2
,
Atsumi Tatsuya
2
1北海道大学大学院医学院免疫・代謝内科学教室
2北海道大学大学院医学院・医学研究院免疫・代謝内科学教室
キーワード:
組織因子
,
p38 MAPK
,
補体
,
形質芽細胞
,
β2GPI/HLA classⅡ複合体
Keyword:
組織因子
,
p38 MAPK
,
補体
,
形質芽細胞
,
β2GPI/HLA classⅡ複合体
pp.470-471
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201243
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抗リン脂質抗体症候群は,抗リン脂質抗体に関連した自己免疫性血栓症および妊娠合併症である。抗リン脂質抗体は,凝固・線溶系への影響,補体の活性化,細胞シグナルへの影響を通じて血栓形成に関与すると考えられている。近年,リンパ球サブセット,HLA classⅡとの関連などが病態生理における新しい知見として報告されている。現時点では,血栓症予防のため抗血栓療法が行われているが,抗体価を下げる免疫学的な治療も模索されている。
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