特集 もっとうまくいく! 病診連携の「伝え方」―わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
第Ⅱ章 <診療科別>コンサルトのポイント
E.脳神経内科へコンサルト
6.正常圧水頭症
鮫島 直之
1
1国家公務員共済組合連合会東京共済病院脳神経外科
pp.580-582
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_580
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特発性正常圧水頭症(idiopathic normal pressure hydrocephalus:iNPH)は,診療ガイドラインが2004年発刊,2011年改訂と,わが国が高齢化社会に突入したことも相まって徐々に関心が高まっている.診療ガイドラインでは,概念を「先行疾患がなく,歩行障害を主体として認知障害,排尿障害をきたす,脳脊髄液吸収障害に起因した病態で,高齢者に多くみられ,緩徐に進行する.適切な髄液シャント術によって症状の改善を得る可能性がある」症候群としている.
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