認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ 非Alzheimer型認知症の病態研究の最前線
正常圧水頭症
成田 渉
1
,
森 悦朗
1東北大学 大学院医学系研究科高次機能障害学分野
キーワード:
MRI
,
水頭症-正常圧
,
機器機能不全
,
多施設共同研究
,
脳室腹腔シャント
,
歩行障害-神経性
,
腰椎腹腔シャント
Keyword:
Equipment Failure
,
Hydrocephalus, Normal Pressure
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Multicenter Studies as Topic
,
Ventriculoperitoneal Shunt
,
Gait Disorders, Neurologic
pp.247-251
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338861
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特発性正常圧水頭症は歩行障害,排尿障害を伴う,治療可能な認知症である.歩行障害は9割に認められ,広基性,すり足,小刻みを特徴とする.DESHと呼ばれる特徴的な画像所見は診断に有用である.脳脊髄液シャント手術が有効で,VPシャント,LPシャントが選択される.水頭症術後患者での症状悪化ではシャント機能不全を疑い早期の専門科受診が望ましい.
©Nankodo Co., Ltd., 2017