特集 内科医が診る関節痛・腰痛―リウマチ学の原点に戻る
局所症候へのアプローチ
股関節痛:整形外科医の視点
-内科医ができる股関節痛の診療
竹上 靖彦
1
Yasuhiko TAKEGAMI
1
1名古屋大学大学院医学系研究科整形外科
キーワード:
股関節
,
大腿骨頭壊死症(ONFH)
,
MRI
Keyword:
股関節
,
大腿骨頭壊死症(ONFH)
,
MRI
pp.419-424
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_419
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Summary
▪股関節疾患は,股関節の内外旋,単純X線検査,MRIで検出できる.
▪股関節疾患は腰,膝の疾患に比して手術治療が考慮されることが多い.股関節疾患を疑った場合の整形外科コンサルトの閾値は低くてよい.
▪内科疾患と大きく関連する疾患として大腿骨頭壊死症(ONFH)がある.ONFHの予後は局在と壊死範囲に依存し,また再発,拡大などはないため大腿骨頭壊死症を認めても内科治療の変更(ステロイドの減量)などは必要ない.
© Nankodo Co., Ltd., 2018