Internal Medicine Volume 121, Issue 2 （February 2018）

臨床雑誌内科 121巻2号（2018年2月発行）

特集消化管治療薬外来での使いどころ

領域別消化管治療薬の使い方《下部消化管領域》

止瀉薬水上健 ¹ Takeshi MIZUKAMI ¹ ¹国立病院機構久里浜医療センター内視鏡健診センターキーワード：止瀉薬 , 下痢 , 胆汁性下痢 Keyword: 止瀉薬 , 下痢 , 胆汁性下痢 pp.263-267

発行日 2018年2月1日 Published Date 2018/2/1

DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_263

PDF(514KB)

Summary

▪下痢の原因はさまざまであり，止瀉薬は下痢の原因とその必要性を考慮して選択する．

▪止瀉薬は感染性下痢の治療期間延長をきたすことがあり，元病の治療が優先される．

▪器質的疾患の除外がされた難治性下痢は食事内容，胆汁性下痢症を考慮に入れた治療を行うとともに対症療法的に止瀉薬を使用する．

▪止瀉薬による麻痺性イレウス・巨大結腸症のリスクを常に留意する．

基本情報

電子版ISSN 2432-9452 印刷版ISSN 0022-1961 南江堂

下痢症に対する止瀉薬，薬物療法山上博一 , 渡辺憲治 , 荒川哲男医学書院 medicina
49巻 2号（2012年2月） pp.253-255
PDF(228KB)
- 有料閲覧
―投与薬剤の臨床検査値への影響―消化器系作用薬Ⅱ 片山善章 , 澁谷雪子 , 米田孝司医学書院臨床検査
56巻 2号（2012年2月） pp.218-223
PDF(693KB)
- 有料閲覧
働くナースのための精神医学(vol.43)　精神科で使う精神科以外の薬　その2 西井重超照林社エキスパートナース
40巻 13号（2024年10月） pp.132-133
PDF(1190KB)
- 有料閲覧
93．下剤と止瀉剤—最近の進歩と使い方木原彊医学書院 medicina
20巻 12号（1983年12月） pp.2288-2289
PDF(3459KB)
- 有料閲覧
市販の止瀉薬の過量内服を契機にせん妄を呈した1例熊谷亮 , 櫻井貴子 , 梁広石 , 饗庭三代治 , 一宮洋介医学書院精神医学
59巻 7号（2017年7月） pp.677-679
PDF(850KB)
- 有料閲覧

下痢が続く場合，過敏性腸症候群を考え，まずは止瀉薬を処方すればよいでしょうか？渡辺知佳子 , 正岡健洋南江堂臨床雑誌内科
130巻 3号（2022年9月） pp.465-467
PDF(367KB)
- 有料閲覧
主要な抗菌薬が供給不足になったときに考慮する代替薬　レボフロキサシン木村丈司南山堂薬局
72巻 3号（2021年3月） pp.463-469
PDF(1633KB)
- 有料閲覧
治療　上皮機能変容薬とIBAT阻害薬中島淳 , 三澤昇 , 日暮琢磨診断と治療社診断と治療
110巻 1号（2022年1月） pp.75-80
PDF(413KB)
- 有料閲覧
日常的な診療における抗菌薬の使い方　エンピリックな抗菌薬の使い方と落とし穴　感染性腸炎の治療における抗菌薬古宮伸洋 , 大西健児南江堂臨床雑誌内科
102巻 5号（2008年11月） pp.869-873
PDF(369KB)
- 有料閲覧
治療　漢方薬の選択とその効果尾高健夫診断と治療社診断と治療
110巻 1号（2022年1月） pp.69-74
PDF(381KB)
- 有料閲覧