特集 慢性便秘症診療の最前線
治療 漢方薬の選択とその効果
尾高 健夫
1
1尾高内科・胃腸クリニック
キーワード:
漢方薬
,
下痢
,
生活の質
,
便秘
,
診療ガイドライン
,
潤腸湯
,
大建中湯
,
麻子仁丸
Keyword:
Drugs, Chinese Herbal
,
Constipation
,
Diarrhea
,
Practice Guidelines as Topic
,
Quality of Life
,
Dai-kenchu-to
pp.69-74
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022096554
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<Headline>1 慢性便秘症は腹部症状のみならず、全身的健康感を障害してQOLを低下させるため、全人的に症状を改善する漢方薬治療は有用である。2 漢方薬は複数の生薬から構成される方剤だが、副作用や併用禁忌薬が少ないため、基礎疾患があり多剤併用されている高齢者の便秘症に安全性が高い。3 大腸刺激作用を有する大黄の配合量の違いに注目することで、症例による漢方薬の選択がわかりやすくなる。
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