連載 ~キホンをシンプルに考える~ 体液・電解質・酸塩基平衡異常のとらえ方
第18回 Mg濃度異常時の診療――忘れられている重要な陽イオン
安田 隆
1,2
1吉祥寺あさひ病院
2東京医科学腎臓内科
pp.143-148
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_143
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Key Point
●Mgは生体内で多数の酵素活性の維持,神経・筋の刺激伝導や収縮,骨形成など多数の重要な役割を有している.
●低Mg血症は多数の病態においてみられる頻度の高い異常である.
●低Mg血症時には低Ca血症や低K血症を伴いやすい.
●高Mg血症はほとんどが腎機能障害を有する場合にみられる.
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